はじめに
ドラム式洗濯機は、縦型と比べて水や洗剤の使用量が少なく、乾燥機能もついているなど、多くのメリットを持つ家電製品です。最近では、共働き世帯や子育て世代、高齢の方々を中心に人気が高まっています。
しかしその一方で、「洗濯物から嫌なニオイがする」「乾燥機能の効きが悪い」といったトラブルも少なくありません。その多くは、洗濯機の内部に発生したカビや汚れ、ゴミの蓄積が原因です。
この記事では、掃除が必要な場所・頻度・具体的な掃除方法・注意点をわかりやすく解説していきます。
掃除の頻度と対象箇所を把握しよう
まずは、掃除が必要な箇所とその頻度を一覧で把握しましょう。
掃除の頻度 | 掃除をする箇所 |
---|---|
汚れが見えたとき | ドアパッキンの内側 |
1週間に1回 | 乾燥フィルター、排水(糸くず)フィルター |
1ヶ月に1回 | 洗濯槽、洗剤投入ケース、排水口 |
3〜6ヶ月に1回 | 洗濯機本体の外側、吸気口、給水フィルターなど |
1. 汚れが見えたら即対応!ドアパッキンの内側の掃除方法
パッキンの内側はカビの温床
ドアまわりのゴムパッキンには、衣類の繊維クズや洗剤カス、皮脂汚れなどがたまりやすく、湿気もこもるため、カビが繁殖しやすくなります。
掃除手順
- ドアを開けて、パッキンをめくって内側をチェック
- 水で絞った布で黒ずみやゴミを優しく拭き取る
- 必要に応じて薄めた中性洗剤やカビ取りスプレーを使用
- 乾いた布で水分を拭き取り、ドアを開けたまま乾燥
注意点
- ゴムを傷めないよう優しく掃除
- カビ取り剤使用時は換気とゴム劣化に注意
2. 週1回はマスト!乾燥フィルター&排水フィルターの掃除
乾燥フィルターの掃除方法
乾燥機能使用後はホコリや糸くずが付着しやすいため、週1回の掃除が必要です。
- フィルターを取り出し、手やブラシでホコリを除去
- 水洗い可能な場合はぬるま湯で洗い、乾燥後に戻す
- フィルターケース内部のホコリも忘れずチェック
排水フィルターの掃除方法
- 洗濯機下部の排水フィルターを取り外す
- ぬるま湯に浸し、歯ブラシで汚れをこすり落とす
- 排水口内部もティッシュなどで清掃
- しっかり水気を切ってから戻す
ワンポイント:掃除前に床にタオルを敷いておくと安心です。
3. 月1回のリセット掃除で清潔キープ!槽洗浄・洗剤ケース・排水口の手入れ
洗濯槽の洗浄方法
洗濯槽の裏にはカビや雑菌が潜んでおり、衣類のニオイの原因に。月1回の洗浄でリフレッシュしましょう。
- 塩素系の洗濯槽クリーナーを投入
- 「槽洗浄コース」または「標準コース」で運転
- 終了後はドアを開けてしっかり乾燥
洗剤投入ケースの掃除方法
- ケースを取り外してぬるま湯に浸す
- スポンジや歯ブラシで汚れを落とす
- 乾かしてから元に戻す
排水口の掃除方法
- 排水口カバーを外す
- ゴミや髪の毛を取り除く
- 軽く水で流しながらブラッシング
4. ドラム式洗濯機を長く清潔に保つためのポイント
- ドアを開けて通気を確保:洗濯後は必ずドアを開けて湿気を逃がしましょう。
- 洗濯物を入れっぱなしにしない:洗濯終了後はすぐに取り出すことで、雑菌の繁殖を防げます。
- 洗剤は適量を守る:洗剤の入れすぎはぬめりやカビの原因になります。
5. まとめ|掃除を習慣化して、ドラム式洗濯機を清潔に長く使おう
ドラム式洗濯機を清潔に保つには、日々の簡単なケア+定期的な徹底掃除がポイントです。
- ドアパッキンは汚れが見えたら即掃除
- フィルター類は週1回の掃除でトラブル予防
- 月1回の槽洗浄やケース掃除も欠かさずに
- 洗濯後の通気や洗剤量の調整を習慣化
これらを実践することで、洗濯物のニオイやカビの悩みが減り、家族全員が快適に過ごせるようになります。